■   葛山城址  ■

■期日  H14年8月9日(金)
       【静岡県】 裾野市・大畑城址・柏木館跡・葛山館跡・柏木城址、
              長泉町・南一色城址
■ルート 目黒・自宅〜R246〜東京IC〜東名〜裾野IC〜R246〜
       長泉町〜R246〜〜裾野市〜R246〜厚木市〜R246〜
        目黒・自宅       総距離:260Km
               <実はこの後、四輪で320Km走りました>
■コメント 予定より一日早い夏休みで、今日から10日間休みです。といっても、お袋を独り郷里に置いている身としては、休みに顔を出さなければなりません。でもツーリングにも行きたい、という訳で大渋滞を避けるため夕方に首都圏を脱出することにし、その間にショートツーリングを計画しました。今回は、夕方までには戻る必要から、近場・高速利用ということで、静岡県東部を攻めます。裾野ICで降りてR246を沼津方向に、すぐに長泉町です。ここの南一色城址を先ず攻めることにしたのですが、ウロウロしても探し出せず諦めようとR246近くに戻ったところで、それらしい雰囲気の山(丘?)を発見。近くに愛鷹神社があるので間違いなし、地元の人に聞いて登山口を教えてもらい、いざ攻略。こじんまりした城址ですが、虎口や四囲の土塁などがかなり残存して、なかなかのモノです。特に石碑・案内板など無し。現在、郭内は個人の畑になってます。作物を痛めないようにして散策。

南一色城址、虎口跡 

 今度はR246を戻り裾野市へ。大畑地区の公民館・熊野神社の裏山が大畑城址ということで、公民館を探し出し、さあ裏山に侵攻です。でも道らしい道が無く、難儀して本丸跡らしきところに到着。途中、堀切跡・曲輪跡らしきところがあったので、案内板・石碑など無くても、落城させたと勝手に思い込み、下山。ここで突然の雨、公民館でしばし雨宿り。

大畑城址、堀切

 続いて、同じ裾野市の茶畑地区へ。名前からにして、茶畑の中に城址が在るものと思ってましたが、城主が代々勤めていたという浅間神社は住宅街の中。ここで、土地の老人に柏木館跡を教えてもらい、近くの田んぼに囲まれた柏木居館跡へ。ここは四囲の堀もよく残っており、土塁もかなり残存してます。地元の人が、愛着を持って保存に努めていることが分かります。郭内は現在、野球場やゲートボール場です。しばし散策して、次ぎの葛山城址へ。

柏木居館跡、入口の石碑前にて、後ろは土塁

 さて、今度は一度攻城に失敗した葛山城の攻城です。ここは御宿地区の千年寺を探せば容易に攻城できます。で今回は無事到着。先ずは、山城の麓にある葛山居館から攻めました。ここは四囲の土塁が高く、しかもよく残っているのに驚きました。郭内は畑です。隣は重要な家臣の館跡ですが、こちらも土塁の一部が残ってます。個人的に ○ です。この居館跡にバイクを停めて、歩いて千年寺の裏山の葛山城を攻めますが、歩いて10分弱で攻城できます。こちらも、遺構がしっかり残ってます。幾つかの竪堀が案内板に説明されなくても確認できます。虎口・土塁・堀切や曲輪跡などが実に分かりやすく残っていて、ここは ◎ です。登山道も整備されていて、好感が持てるのですが、顔の部分がくりぬけてある武士の人形(記念撮影用の例のモノ)看板が、本丸跡に鎮座していて、これだけは興ざめでした。それでも ◎ です、お奨めしますヨ。

葛山居館跡、入口の案内板前にて、後ろは土塁 

葛山居館跡、高い土塁、左側が郭内 

葛山城址、二の丸跡と虎口・土塁跡 

 今日は自宅に帰ってから、飛騨まで四輪で帰省するので、ここらで城攻めを終え、先ずは帰城。まだまだ日が高いので、高速を使わずに、下道で帰ることに。途中、混雑していたら、ICに入ればいいやぁ、という考えで、裾野からR246で東京方面へ向かいます。とにかく分かりやすい国道です。流れに沿って行けば、自然と渋谷に着いてしまいます、混んでさえいなければネー。東へ東へと鉄馬を走らせ、厚木を経由して自宅へ。今日はちょっとモノ足りない感じでしたが、それでも楽しかった、ハマッた中年ライダーは、老いた母親さえ後回しにするのです(ウソ)。昼過ぎには自宅到着、一眠りして夕方6時に今度は四輪で、飛騨古川へ走り、深夜11時ごろ、渋滞に遇わずに現着、母親を喜ばせたのでした。
 (飛騨古川は、ただいまNHK朝の連ドラ、「さくら」で異常な観光客の多さです。例のろうそく屋さんは、私の遠い親戚です、関係ないか)

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