■   蒲原・賤機山城址  ■
 

■期日  H14年4月20日(土) 【静岡県】蒲原町・蒲原城址、
       静岡市・賤機山城址、
       清水市・庵原城址・江尻城址・横山城址・小島陣屋跡
■ルート 目黒自宅〜R246〜沼津市〜R1〜静岡市〜R1〜
       沼津市〜R246〜目黒自宅   総距離:400Km

■コメント
 今回はR246をひたすら西への攻城です。「にーよんろく」で先ずは沼津へ。朝早い出発だったので、1時間半くらいで沼津に、この後、R1で静岡市を目指しますが、先ずは行きがけの駄賃のように、蒲原(かんばら)町でR1のハイウェイのような道から降ります。蒲原城は城址公園として整備されている、ということだったんですが、なかなか見つからず、右往左往。それでも、自力で見つけることが出来、攻め上ることに。先ず最初に眼に飛び込んでくるのが、大きな堀切です。う〜ん、すごい ! 。次ぎに、擬似物見櫓(実はトイレ)と擬似逆茂木があらわれました。雰囲気が出てます。擬似天守閣は、有ったはずも無いのに、無理して構築されているので、大嫌いなのですが、これは好い。そのまま登り続け、本丸跡へ到着しましたが、ここには変なモノは無く、当時を偲ぶことが出来ます。 

蒲原城址、物見櫓跡(堀切、逆茂木が見える)

蒲原城址、本丸跡にて

 続いて、R1に戻り一路静岡市へ。静岡市といえば駿府城ですが、仕事で静岡出張時に攻略済みでしたので、今回は賤機山城の攻城です。賤機山はすぐに分かりましたが、登口が分かりません。エ〜イ
ままよ、とばかりに山麓の浅間神社の駐車場にバイクを乗り入れ、管理人さんに、「駐車料金は?」と聞くと、「一時間以内は無料」とのこと。『ラッキー』と思いながら(別にラッキーな訳ではなく、誰もが無料ということに気がつかない、ただのお馬鹿さん)、浅間神社の案内板を探します。で、案内板によると、浅間神社の少し上に古墳があり、さらにその先にハイキングコースがあるらしい。たぶん、そのハイキングコースを行くと、城址に行けるのでは、と直感。で急なコースを歩き始めました。途中に観音像が建立されている所の案内板に、ようやくこの先に城址があると書かれていました。良かった、やっぱり直感は合っていた。でも弱った、もう20分近くは経過している。小心な私は駐車料金が気になるのである。よーし、走るか!(登山の隠語で早く歩くことを「走る」という)。飛ぶように走りましたが、日頃鍛えている身には、この位のレベルでは、コタえない。出発して30分くらいで、城址へ到着。折角来たのに、アタフタして下山(単に降るだけのように思われるが、そうではないのです、城址は最高地点に建てられてなく、かなり下がった中腹の小高い部分に存在するためアップダウンがあってかなりキツイ)。防寒対策をしているため、汗ダクダクで麓に到着、無事50分くらいの駐車で、無料でした。良かった、良かった。

賤機山城址、本郭跡

賤機山城址近くからの静岡市内の眺望

 で、かなり体力を消耗して今度はR1を戻って清水市へ。江尻城を攻略するつもりでしたが、残念ながら遺構はなし。城址は江尻小学校となっていて遺構は見当たらず。近くの2つの神社に色々と城のイワレなどが書いてあるくらいでした。気落ちして、江尻宿も探訪せずに次ぎの目的地を目指す。

江尻城址、現在は江尻小学校、左は巴川

 次ぎは見つけるのが少々心配な庵原山城址です。で、やっぱりNGでした。偶然、案内板は見つけることが出来ましたが、本丸跡等の場所は推定するのみです。第2東名の工事が進んでおり、また墓地を拡張する工事もさらに進むことが予想されるため、間もなく遺構は無くなるネ。

庵原山城址の案内板

 気を取り直して横山城址です。少し山アイに入った所にあるはずですが、Webで調べていたお陰で、場所は分かりました。予備調査をしていないと、本当に分かりにくい所です。本丸等も竹林、雑木林で踏み込みが難しく、特定できませんでした。しょうがないので入口の石碑前でパチリ。

横山(興津)城址入口の石碑前にて

 最後の目的地は小島陣屋跡です。近世の建物跡ですから、今度は簡単に見つかるだろうと、タカをくくっていたのですが、地元の人に聞かなければ分かりませんでした。1万石位では歴史から消えてしまうのでしょうか(う〜ん、ちょっと大ゲサ)。教えられた所に行ってみると確かに小さい陣屋跡でした。石垣は僅かに残っておりますが、館内は個人の畑や花壇になっており、「陣屋跡」の標識が無ければ、通り過ぎてしまうような規模です。感慨には浸れるような雰囲気ではありませんでしたが、ここからの眺望は良かったので、気分を良くしてご帰還。

小島陣屋跡にて

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