■   百足城  ■
■期日 H18年5月3日(水) 【岐阜県】飛騨市・百足城
■コメント
 GWの連休は、田舎に帰って百姓仕事をやることに決めている。GWに限らず、夏休みも同じパターンで、正月休みも百姓仕事はしないものの、田舎に帰省している。年老いた母親が独りで田舎に居るためで、永年続いている。当然、家族からはブーイング続出で、他の家では連休ともなると、どこかへ出かけたりしているのが普通なのに、「何でウチだけ、いつも同じ田舎なの?」という訳である。それでも子供が長ずると、親と一緒に出掛けようという気持ちにならないので、ブーイングはかなりトーン・ダウンしている。という訳で、今年のGWも帰省して百姓仕事をしようと意気込んだのだが、今年は例年と大きく違っていた。例年と比べ非常に寒いのである。東京は例年より桜の開花が早かったが、飛騨は逆に2週間ほど遅れている。GWに満開なのである。こういう記憶は無い。4/21には積雪さえあったというから、只事ではない。寒いと田植えの苗が育たないから、当然田植えの準備も遅らせざるを得ない等々で、殆ど百姓仕事ができない。ってんで、この機会に飛騨の攻城をすることに。

 先ずは、小学校時代に、何十回も遊びに登った城山である。つい最近まで、百足城という名称のあることさえ知らなかったワイ。比高が低く子供でも登りやすい、飛騨古川の町並みが手に取るように見える、クワガタやカブトムシなどがよく獲れる、などで少なくとも我が地区内の子供達と良く登ったものだ。で、R42の新蛤(はまぐり)橋のタモトから、昔の記憶に頼って登ろうとしたのだが、登り口が見当たらない。バイパス建設で多少変化はあるだろうと思ったのだが、跡形も無くないのである。で、40年前とは違うルートを探すと、R42バイパス沿いに自動車整備工場があり、その裏手に登り道が見えたので、これを進むとピンポーン。アッというまに(ウソ、3分ほどで)主郭に到着です。子供の頃は広いと思えていた主郭も、今見ると狭〜い。それでも隠れ家作りに熱中した松ノ木が今も残っていると、胸にジ〜ンと来る。二の郭跡のカブトムシをよく獲った木も残っていた、またジ〜ン。でも、井戸跡があったような記憶があるのだが、形跡すらなし。狭い三の郭の記憶もヨミガエります。いくつかの腰郭や堀切跡が残っています。ちょっと心配なのは西側の道路(?)建設の工事。遺構が削られてしまうような気がする。まぁ、規模は小さいですが、眺めは良いです。一度騙されたと思って登ってみて下さい。
二の郭と主郭跡
百足城址、主郭跡
百足城址、堀切跡 工事現場よりの百足城址
百足城址、主郭よりの飛騨古川 百足城址の遠望
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