■   タッチセンサー部の製作  ■
 PICによるPTT遅延回路を製作した際、タッチセンサーに触れるだけで、送信/受信に切り替わるPTT機能をこの回路・ソフトに盛り込んでいた。指でスイッチを押したり/倒したりすることで、送信/受信を切り替えるのが普通であるが、足で送信/受信を切り替えるフットSWもナカナカに便利である。これ以上に、タッチするだけで切り替わるSWはもっと便利ではないだろうかと考えた訳である。ところが、便利になる筈ではあるが、この種のモノは市販されていない。あまり便利ではないのか、あるいは誤動作が多いのかもしれない。まぁ、アマ無線はショセン遊びである。失敗しても、プロセスが楽しければなのである。という訳で機能を組み込んだ次第である。当初は、あまり恰好を気にせず、(うまく動作するか/誤動作しないか)を確認するためのセンサーを付けていた。実際に動作させてみると、これがナカナカに便利でオモシロイ。当然、これは実用になると判断した。

 そうなると、見映えも良いセンサー部を製作したくなってくる。どうせなら、恰好が良いモノの方が良いに決まっているのダァ。それで、得意の100円ショップでイロイロ探してみた。最初に見つけたモノは、ステンレス製の煮コボれ防止の器具。ちょっと形がダサいので、動作の確認程度でサヨナラ。次いで、やはりステンレス製の灰皿である。灰皿は2種類をチョイス。でも、家へ持ち帰って机上に置いたところで、構想はストップ。質感はVYヨサゲなのであるが、チョチ背が高過ぎるキライがある。金バサミでタケを短くしようとしても、さすがにステンレス、そうは簡単には切れない(というか、全く歯が立たなかった Hi)。

 ソウコウしていて、久し振りに100円ショップをノゾいていて、「●!」となった。立ち止まったコーナーは、テーブル・コースターが山のように積み重ねられた一角である。これをそのまま使用する訳にはいかないが、金属板と組み合わせればオモシロイのではないか。竹製、木製、籐製、ガラス製など材質の種類も多く、四角、円形、六角形など形もサマザマ、勿論色も各種あるのである。当然、アッという間に20分も経過。で、逡巡した結果は、木製で四角形のコースターである。コップ等を置く部分は円形で少し凹んでいる。「100円なんだからイロイロ買って試したら...」は無しネ、結構HYDはシブいのである Hi
購入したトレー 加工したゴムとアルミ板
  下駄箱を製作した際、切り残りのアルミ板(0.6mm厚)を捨てずにおいていた(これを見てもHYDはシブチンであることが明白)。これを金ハサミで円形に切り出し、紙ヤスリで面を取ります。きれいな円形(真円)ではないが、ソレナリに仕上がった。まぁ、この辺りはアマチュアだからネェ、と適当なトコロで切り上げた。この後、アルミ板の下にゴムシート(約2mm厚)を敷き、センサー部の出来上がり。使用してみると、スコブる調子が良い。何たって、触るだけでON/OFFが切り替わる。タッチ感もグーッ。しばらくは、これでFBに遊んでいたのだが、イマイチの点が気になり始めて来た。PTT遅延回路側には、SW状態を表示するLEDを組み込んでいる。...のだが、何分にもセンサー部とは離れており、タマにしか確認しないのに、首をヒネってコレを確認するのが億劫になって来た。

 それじゃぁ、ってんで、センサー部にもLEDを取り付けるコトにした。タマタマ2芯のシールド線を使用していたため、LEDへの電流供給線として1本使えるので、簡単に出来そう。ショートしてもPICが壊れないように回路側に細工をして出来上がり。コースターが木製で、キレイな穴開けが難しく、バリの逆モードで、LEDの周辺がチョチ不恰好になってしまったのは、ご愛嬌。まぁ、黒のマジックでゴマかそう。
LEDを取り付け センサー部、裏側
ステッカー貼り付け、右はトライして断念した灰皿
  フリップ・フロップ回路で、このタッチセンサーを組上げると、誤動作が多くなるような気がする。その点、PICであれば、これを避けるためにソフト的にイロイロ細工ができる。このため誤動作も少ないのではないかと自画自賛している。
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