■   タクトSWによるPTT SWの製作  ■
 PICによるPTT遅延回路を製作した際、タッチセンサーに触れるだけで、送信/受信に切り替わるPTT機能をこの回路・ソフトに盛り込んだ。指でスイッチを押したり/倒したりすることで、送信/受信を切り替えるのが普通であるが、タッチするだけで切り替わるSWはもっと便利ではないだろうかと考えた訳である。この機能は思った以上に便利(というか面白い)で、常用している。タッチするだけでON/OFFさせるので、雑音や長押しなどで誤動作しないように、いろいろ工夫している。例えば、動作から次の動作までの待機時間を設定している。ところが、これによりブレークをする時などで瞬間的にPTTをON/OFFする時に、『う、ぅん?』となるコトが生じてしまう。ちょっとしたコトだが、気になると夜も寝られなくなる質(タチ)のHYD、何とかしようと立ち上がった。うそ、そんなぁ大ソレたことではない。設定していた待機時間をギリギリまで短くしただけ。当初のPICソフトは、意味も無く500msecと長い待機時間を設定していたのだが、誤動作しない100msecまで短くした。たったコレだけで、『う、ぅん?』が無くなり、快適なQSOができるようになった、メデタシめでたし

 これに気を良くして、前々から組み込んでいたタクトSWによるPTTのON/OFF機能も使用できるように、タクトSWのPTT部を製作することにした。最近の家電製品の殆どのSWはタクトSWで構成されている。小型でローコスト、信頼性も高いためであろう。HYDはコイツのクリック感が大好きである。確実にON/OFFさせている、という感覚が心地よい。で、PICによるPTT制御回路を製作した際にも、タクトSWによるPTTのON/OFF機能も盛り込んでいた。タクトSWはモーメンタリーSWなので、フリップフロップ機能が無いとPTTとして使用できない。でもPICならば簡単にソフトでF.F.機能を盛り込める。このソフトは組み込んであるので、今回はタクトSWを用いて使いやすいSW部を製作するだけ。
 タクトSWはパネルに装着できるモノは見たことがない。基板に装着するコトが前提なんだろう。これを固定するため、今回もエポキシ接着剤を用いた。ホットボンドの方が良かったかもしれないが、どうにもコイツの扱い方が下手で、うまく接着させられそうにもなかったからである。しかしエポキシだけでは心配なので、銅板で支えることにした。となると、タクトSWは大きい方が工作がしやすいので、秋月電子で購入していた12mm×12mmの大き目のSWを使用した。
取り付けたタクトSW(表側) →
← 銅板の切れ端で補強(裏側)
  さぁてとぉ、このSWを何に取り付けたかというと、今回も100円ショップで購入してきたコースターである。タッチセンサー部と異なり、コイツを逆サマにして取り付けた。木彫風のコースターであるが、材質はプラスチックである。カッターナイフで根気よくホジホジして穴を開け、エポキシで固定した。
タッチセンサーとの2ショット
完成
  それにしても、このクリック感、VY FBである。もっと早く製作すべきであったワイ。今のところ誤動作も無く、タッチセンサーのPTTと使い分けしてQSOに用いている。今回も自画自賛である、ヲイヲイ。
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