■ あっち向いてホイの日記 ■
 現在使用しているローテーターはクリエイト製のRC−5Aというモノで、プリセット機能が付いていない。25年ほどもズイブン前に、横浜の社宅の屋上にTA−33を上げていた時にはプリセット機能の付いたRC−5Aー3を使用していた。当時、白黒からカラーSSTVに移った時で、DX−QSOにて、このプリセットの恩恵に与っていた。時々、ヤフオクにもこの機能が付いたコントローラのみが出品されるが、5K円前後と高い。これに送料が付くから、どうしてもチュウチョしてしまう。で、このイタバサみから逃れるため、プリセット機能を付け加えることにした。ローカルのOMからプリセット付きのコントローラの回路図を見せて頂き、オリジナル+αで簡単に製作することにした。が、ケースの中を見てガクゼン。プリセット有り/無しとでは、回路がかなり異なっているようだ。HYDの無しには回路図が無いので、有りの回路図から推測で考えていたが、実機から回路図を起してからでないと難しそうである。で、そんな面倒くさいことをやらずに、オリジナルで製作することにした。
 得意(★ウソ、そんな訳はネェなぁ)のPICを用い、@現在の角度をA/D変換で取得、Aプリセットはロータリーエンコーダーで入力、 B現角度とセットする角度をLCDに表示 する構想である。ロータリーエンコーダーは苦労して作成したRF−SSGのソースと回路図を流用すればOKである。問題は、まだ作成したことがないA/D変換部であろうか。まぁ、PICの先達が多いから何とかなるだろう


2011年5月12日
 という訳で、先ずはRF−SSGの回路を元に、16F648Aを用いた回路図をBsh-3にて作成した。

2011年5月13日
 どのポートでもA/D変換が出来るかと勝手に考えていたのだが、PIC-16F468Aの場合はRA0とRA1のポートのみである。となると、LCDへのデータ送出をRA0〜RA3で行っていたのをRA1〜RA4に変更しなければならない。まぁ、この程度のソフト変更は簡単であろう。で、変更した回路図を元にジャンク箱をアサります。でも・しかし、絶対に有った筈の★
ロータリー・エンコーダーが出てこない。イクラ探しても無いものは無い。しょうがネェなぁ、通販で入手しよう。

2011年5月13日
 もうじき7O6Tイエメンのペディションが終了する。CWでは21MHzと18MHzでQSO出来ているが、RTTYでのQSLが欲しい。このためリグの前でワッチしながら半田付けを開始します。狙い目は18mと15mであるが、まっ昼間は難しいかもネ。とか何とかブツブツ言いながら半田付けをしていきます。簡単な回路の割りに、朝から始めて15時頃まで掛かった。まぁ、途中でSSTVのQSOをしたり、RTTYでイエメンを追っかけたりしてたからネェ。で、ソフト流用したロータリーエンコーダ機能とLCD表示機能をプリセット用に変更し、Buildします。例によって、エラーが数多く吐き出されます。該当の行番号のミスを修正し、再コンパイル。これを繰り返すと、ちょっとしたワーニングだけになるので、構わずにPICに焼付けます。さぁてとぉ、うまく動作するかぁ? 
 でも・しかし・But、LCDには何にも表示されない。クッソォー、どこでエラっているんだろう。とスグに思ったが、またまた例によってコントラスト調整がNGなのかもと、過去の苦い思い出を思い出します。で、LCD表示のコントラストのボリュームを調整すると、
キッチリ文字が出てきた、やったネェ! 丁度のタイミングで、ローカルのOMさんが来訪したので今日はココまで。早ぇーとこ、ロータリーエンコーダーを注文しなきゃぁ。
2011年5月15日
 秋月にロータリーエンコーダー(機械式のため@200円と格安)他をNetで注文。この後、A/D変換する方法をWebで調べるも、メンドイ(という程ではないのだが...★
苦Hi)ことが分かった。まぁ、何事も経験である、時間もタップリあるし、...逃げないで進もう。
 一応、もっともらしくA/D変換のソースを組み込んでbuildしてみると、「....?!」と山ほどのエラーである。ヘッダー・ファイルを見てみると、どうやらPIC-16F648Aには存在しないレジスタを使用しているらしい。ココで、念のため16F648Aのマニュアルを見てみる(クドイが英文なので読むのではなく、見るのである)。すると、16F648Aにはアナログ入力は存在するが、「A/D変換機能は無い」となっている。
ゲェーッ、となったのは言うまでも無い。う〜ん、どうしようかしらん。
-- 早い話、HYDのPIC知識って、こんなモンです
 Webで調べてみると、A/D機能のあるPICはズイブンと増えている。何と@170円という16F819なんていうのもある。でも、そんなの手元には無い・ない。とりあえずジャンク箱に眠っている16F88ならA/D機能があるようなので、これと交換するコトにしよう。ピン・コンパチだから回路の変更は不要だしネ。
2011年5月16日
 何と!朝4:30に目が覚めた。というか、トイレに行きたくて眠りから覚めた。のだが、ココはタダでは起き上がらず、着替えをして1Km離れたシャックに。そう、この間からの7O6Tイエメンを追っかけようと言うのである。でもRTTYで確認できるのは30mのみ。しかも、あまり強くない。でも、RTTYではないが、15mのSSBが強力に入感してくる。59オーバーである。これはQSOできそう、ってんで腰を落ち着けてワッチするとNorth Americaのエリア指定をしている。しばらく待つことにする。この間に、16F88にソフトを焼付け、A/D機能の確認を行います。う〜ん、大丈夫みたい、ウレシヤ!
 でも・しかし、表示する文字や位置関係を修正し、再度書き込もうとするとMPUのIDが16F88のモノではなく0x00である、と警告して書き込んでくれない。
アッレェー、おかしい? 書き込む時にマズイ指定でもしたのかしらん。でも、再確認するも問題ないようだ。ジャンク箱に眠っている最後の1個の16F88と取替えてみると、今度は問題なく書き込められる。してみると、先の16F88は逝ってしまったのかも。でも、このMPUを基板に挿すと何事も無かったように動作している。う〜ん、ワケ分からん。2個目(最後)の16F88も、次に書き込む時に同じような状態になった。っーうコトは、書き込む際にMPU-idまで書き換えているってコトかしらん。ここでナニゲに、「0x00というNGなidのMPUである」という警告を無視して、「書き込み」ボタンをクリックすると、無理に書き込んでくれてverifyもOkとなった。ますますワケ分からん。まぁ、書き込められたからではあるが。その内に、エラーなく書き込められる場合もあることが分かり、ますます脳乱・惑乱! もう、しらん
 そうコウしている内にイエメンは聞こえなくなり(どうやら、ここで撤収したらしい)、時間切れで朝飯を食べに自宅に戻った。
 昼前に、昨日Netで注文した部品が届いた。早っぇー、超早いじゃん。早速ロータリー・エンコーダを取り付け、プリセットする角度表示機能の動作を確かめた。
2011年5月17日
 ローテーター本体の6ピンと5ピン間の電圧を抵抗分圧して、0.2V〜4.5Vを得て、現在の方向角度を得るツモリ。測定してみると直線性がイマイチなので、補完法で角度を得るツモリだったが、実測データから角度(10度単位)を得るようなルーチンとした。バラックで全体的な動作を確認すると、
であった、ウレシヤ。
2011年5月18日
 動作が確認できたので、ケースに容れてあげよう。しかし、年金生活者には新品ケースを購入するにチュウチョする。う〜ん、この小心者めが。で、昔々に製作したノイズ・リデューサー(JA6UHL西村OM設計のDSP処理によるSSTV用)のケースを流用することにした。前面のLEDの穴はLCDを入れるので見えなくなる。SWはそのまま再利用しよう。しかし・でも・But、後面のRCAジャックの穴は塞ぎようもない。まぁ、後側だから、見えないから、そのままにしよう。このケース、パネルはアルミなので加工しやすいと思いきや、パネル板が薄過ぎて力を入れられない。結構手間を取って穴あけ終了。

2011年5月19日

 電源部は、古いSONYのノートPC用の電源アダプタ(+10V出力)を再利用。ビスでケースに取り付けられないので、タイラップにて固定した。ローテーター側はDINコネクタにて接続するが、プリセット側は直付けとした。ここの固定もタイラップにて済ました。さぁてとぉ、配線をし直して、最終的な動作確認を実施して、

 完ん成ぃで〜す!!(堺 正章のチューボー風に)
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