■   RF−1の改造  ■
             アンテナ・アナライザRF−1にアナログメータを取り付ける

 名古屋に単身赴任していた時に、JA2CZL先輩からRF−1を借用し、7MHzの短縮アンテナを自作したことがある。調整に結構時間がかかると考えていたのだが、「アッ!」という間に完了してしまった。小さなRF−1に秘められた機能と便利さに驚きいった記憶がある。で、コイツをいつかは入手したいものだ、と考えていた。それでチョクチョクyahooオークションなどをノゾいたりしていたのだが、表示部分の故障というジャンクの出モノが出されていた。タブンに表示部の接触不良だろうということで、簡単に修理できると判断し、勇んで応札。最後は他の方と競ってしまって、思わぬ出費になってしまったが、とにかくゲット。届いたモノも簡単に修理でき、イヨイヨ次の段階に。
 実は、RF−1は多機能で便利の良い測定器ではあるが、アナログメータがついていないため、共振周波数などの未知のディップ点が見つけにくいという難点があり、このためアナログメータを付加しようというのである。以前先輩から借りてきて使用したRF−1には、200uAのラジケータが付いていて、非常に便利であったのである。早速真似しよう、ということで、先輩にアンメータの取り出しポイントを教えて頂き、早速改造しようと思ったのだが、ラジケータだけで、他に何も不要と言うのは有難いが、回路的にはちょっとオカシイ。また回路にラジケータを挿入するので、メータをONとすると、ディジタル表示値が変化してしまう。まぁ、ディップ点を探すのが目的なので、これでも十分OKであるが、ちょっと気持ちが悪いのと、メータのON/OFFを繰り返しての調整は、やはり少々面倒。で、アナログメータを取り付けるというアイデアだけ拝借して、
   異なる取り出しポイント+バルボル・メータ
で対応することにした。この方法では、アナログメータを付加してもディジタル表示値に誤差が出ないことになり、メータのON/OFFスイッチも不要になる。取り出しポイントは、デジカメ写真を参照してネ。私は小さなバルボルが手に入らなかったため、直列5KΩ+200uAラジケータで代用してます。とにかく数値を読む必要は無く、相対値が分かれば良いので、これで必要にして十分です。
 【参考】この取り出しポイントの電圧は、VSWR値により、1.0V〜0.1Vと変化します。
 でも、直列に入れた抵抗値はそれほど大きくないため、ディジタル値にそれなりの誤差が出ます。少し気になるので、現在は単電源のOPアンプ(LM358)でハイインピーダンスのノン・インバーティド回路を挿入し、ラジケータを駆動させています。これでさらにパワーアップされたRF−1、イヨイヨ今度はアンテナの製作です。これはその内にUPします、乞うご期待。
RF−1からの取り出しポイント RF−1(拡大)
簡単なOP-AMP回路
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