新F650GS 遅かりし由良之助 
【タイヤ交換】 その2 追加あり
  大事な命を預けているタイヤには、磨耗度を分かりやすく知らせるためにスリップ・サインの表示マークがある。車検時にもタイヤの磨耗度は重要な要素で、「溝の深さは0.8mm以上であること」となっている。メカど素人なHYDでも、容易に目で見て分かるので、サスガに磨耗度だけは十分過ぎるほど注意を払って来ていた。ところが・ところが、である。GW(ゲートウェイじゃないヨ)に飛騨に帰省したのだが、その際、相方の兄から「フロント・タイヤがズイブン減っているネェ」と言われてしまった。アワてて見てみると、「ゲェーッ、めちゃ減ってるジャン」と横須賀弁が飛び出してしまった。フロントタイヤに比べ、リアタイヤは減っている形跡が見えないほどなんだが...。どうやらセンタースタンドを立てて、清掃やら簡単な整備などをマメに行っているのは良いのだが、よく目が行くリアタイヤだけを見ていて、フロント側にはあまり目が行ってなかったようである。たぶんに、リアタイヤの溝の深さから安心してしまい、フロント側は殆ど見ていなかったのではなかろうか、●恥ずかしい(その1)。  【16,200Km】
← 辛うじてスリップサイン面との
    スキ間がある状態
  デジ写真では分からないかもしれないが、スリップサイン面とタイヤ面とのギャップは多少残っているが、0.2mm以下と僅かである。「ヤベぇー、フロントは一回パンクもしているから、スグにでもタイヤ交換をしなくちゃぁ」、と瞬間的に思ったものである。とは言ってもネェー、高山クンダリでは<特殊なタイヤの品番+ABS付きバイク>のタイヤ交換が出来るような店は探しても無い。しょうがねぇなぁ、横浜に戻ってから交換するカァ、まだ溝は残っているシィ、ヲイヲイ
  ところで毎年のGWや夏休みに必ず帰省しているのは、老母の百姓仕事を手伝うのが目的である。そうはいっても、一日位はツーリングに出掛けたいとツイツイ考えてしまう。こちとらぁが汗水を流している時に、ツーリング連中が気持ち良さそうに飛騨路を流しているのを見ると、タマらず「グッソウ、俺も走りてぇ」となるのである。で、何とか仕事を切り上げて、NHK大河ドラマ「天地人」で盛り上がっている越中の魚津城・天神山城・松倉城と支城を攻めるコトにした。朝の5時に出っ発し、越中を目指して北へ進むが、飛騨から越中に入った頃から霧雨→小雨になってしまった。「ゴゥリャァ! 降水確率20%って言ったじゃねぇかぁヨォ」と気象庁に文句を付けてもラチが明かない。雨はドンドン強くなって来たので、富山の大沢野で渋々Uターン。旧役場の玄関前で雨を避けてカッパを着込み、R41をガッカリ戻るのでした。R41の飛騨・越中の国境周辺はすんごい山ん中で、カーブが連続している。そのカーブの一つで、いきなりズルッとなった。雨で滑ったのである。勿論、ホンの少し滑っただけで、転倒するほどの滑りではなかったのだが、心臓バクバクになったのは言うまでもない。スグにスピードを落とし、直線でも80Kmとチンタラ走り続けたものである、コラコラ。家に帰ってからフロントタイヤを見ると、スリップサイン面とタイヤ面とのギャップは殆ど無いような状態に減っていた。  【16,400Km】
スリップサイン面との →
 スキ間がゼロ     
 とにかく、減ってしまうと「滑る」というのが実体験出来た貴重な一日であった、超怖かったけれど。あのまま雨の中を走り、魚津の攻城をしていたら、と思うと背筋が寒くなって来る。次の日、早速いつもタイヤ交換をして貰っている東京・江戸川橋の【マッハ】にTELを入れ、タイヤの取寄せ(何せ特殊なモノなので...)と交換作業の依頼をした。ところがギッチョン・チョンである。受付の女性曰く「フロント側の品番はブリジストン社のカタログに載っているが、リア側は最新のカタログにも載ってなく、取寄せられない」とのコトであった。タイヤに書かれている表示は、
■Front  BW501 110/80 R19 M/C 59V
■Rear  BW502  140/80 R17 M/C 69V

である。実際にタイヤを見ながらケータイで電話しているので、品番に間違いはない。2ヶ月ほど前に、ブ社のWebサイトを調べた時も、リアタイヤの品番が無かったので心配していたのだが、ヤッパリ無いのカァ。現にブ製のクダンのタイヤを履いているのに...。折りしもメーカはGW休みで、問い合わせも出来ないらしい。受付嬢曰く「リアの69Vタイプは無いが、69Hならカタログに在る、F650GSは重量車ではないので69Hで良いのではないか」というコトで、コイツを取寄せて貰うことにした。でも、ちょいと引っ掛かるのは「69Hはチューブレスではない」コトである。まぁ、信頼している専門店が言うコトである、素人が心配するコトではない、店に任せよう。GWも終わりになり、ド・ピーカンの晴れの日に、慎重に走って横浜に戻って来た。飛騨から、たったの300Km強走っただけであるが、フロントの減りはサラにすごいコトになっていた。
【デジ写真は怖くて掲載不可】  【16,700Km】

どうやら、減り始めるとメチャ磨耗が進むようである。「何が何でも、早く交換しなくちゃ」と思っていると、タイミングよく【マッハ】からTELがあった。「メーカに問い合わせしたら、
【最近になって69Vを生産している】との回答で、コイツを取り寄せるように変更した」とのコト、やれウレシヤ。どうやらメーカのカタログも最新版になっていなかったようである。

 そんな・こんなで、GW明けに文京・江戸川橋の【マッハ】に行き、いつものようにタイヤ交換をして貰った。メカの方に「こりゃぁ、
いくらなんでも減り過ぎだヨォー」と言われてしまった、恥ずかしい(その2)。ヒト頃と比べると石油製品が安くなっており、タイヤ代金F:12.5+R:14.7+作業料5.8+その他0.6で、計33.6K円也で済んだ、ウレシヤ。
 タイヤ交換後(フロント)  タイヤ交換後(リア)
今回のドタバタで分かったこと。

@ブリジストンのBW501/502は、OFFタイヤの分類である。
AF650CSスカーバーのツーリング用のBT−20より減りが早い。
Bスリップサインが見え始めてからは、減りがスゴく早い。
C乗車姿勢でフロントタイヤの右側の減りが早い。
D遅くとも14,000Km前に交換する必要がある。
Eフロントタイヤの2回目交換の時に、リアを交換しても良さそう。

である。
Cの左右でアンバラなのは、道路の傾斜と関係しているのかしらん。まぁ、それはともかく、次は心臓バクバクにならないように、シッカリ注意しようネ、ちゃんちゃん。


遅かりし由良の介 その2、懲りないネェ

 前回のタイヤ交換は去年のGW明けだったので、ほぼ1年経過したことになる。距離のオド・メータは32700Kmを超えている。ここで大事なコトに気が付いた。前回のタイヤ交換で『14000Kmで必ずタイヤ交換しよう』と学習体験した筈なのに、もう交換してから16000Kmも走っている。う〜ん、となるとフロントタイヤはメチャ減っているなぁ、絶対に。恐る恐るフロントタイヤをじっくり見てみる。すると、気候も良いものだから、この2ヶ月間で4400Kmも走っており、2ヶ月前にはシッカリあった溝が
無いナイない。「あちゃぁー、やっぱしダメじゃん!」と口唇からボヤキ・悔しが漏れてしまった。前回の反省でも、減り始めると急激に減っていくと頭に叩き込んでいたんだがぁ、...。前回同様に、フロントの溝の深さはゼロに限りなく近い、早ぇーとこ交換しなくちゃ。

 ところで、愛車のタイヤ交換には注意が必要である。というのは、使用しているタイヤが量販品種でないため、在庫が十分なタイヤ屋でも置いていないのである。つまり、事前に取り寄せが必要なのである。昨年と同じように、今回も東京・江戸橋のマッハに依頼した。違ったタイヤで走ってみたい気もするが、リスクもありそうなので今回も同じタイヤをチョイス。前回は実際にタイヤを見ながらケータイで話しているのに、「そんな品番のタイヤはない」と言われたモノだが、今度はマッハのWebページに、シッカリ掲載されている。

■Front  BW501 110/80 R19 M/C 59V
■Rear  BW502  140/80 R17 M/C 69V

 このタイヤの取り寄せを依頼したが、案の定、F側はメーカに在庫があるようだが、Rは欠品だそうな。早くても到着は1週間後になるらしい。前のように減ったタイヤで、
危険が危ない思いをしたくない。しょうがねぇーなぁ、今週はツーリングに出掛けるのを止めよう、天気も良サゲで、超残念だけれど。

 木曜に電話で依頼した際、入荷は早くて1週間後という案内だった。が・しかし、思いの外に早くタイヤが届き、3日後の日曜にはTELで「入荷しました、今日は空いているので、今からでも交換作業ができますが、どうします?」ときた。天気が良い日曜なのに、家の中でゴロゴロしていたので、勿の論で、「今からスグ行きます!」と弾んだ返事。早速、準備をして片道50Kmの江戸橋にあるマッハにゴー・GO・郷。前回の交換から1年と1ヶ月で取替えたコトになる。距離は前回16700Kmで、今回は16100Kmであった。15000Km位走った時に、妙にグリップ感が無くて、ビビリ・モードで走ったことがあったが、タイヤの理由だったかもしれない。リア側はサホド減っていないようであるが、釘を踏んで1回パンクしているので、思い切ってコレも交換。費用は前回とほぼ同じ金額であった。タイヤF:12.5+R:14.7+作業料7.0+廃タイヤ処理0.6で、計34.8K円也、と前回より作業費が1.2K円増えたが、それでもメチャ安い、
ウレシヤ

 名古屋で単身赴任中、タイヤ交換した直後(店を出て20m)に、ハイサイドの転倒をした経験がある。しかも店の人からも「滑りやすいから気を付けて」と2回も言われたので、手に汗を握り超ビビリ・モードで都内を走り抜けます。第3京浜に入る頃には、腕が突っ張って肩が凝るほどであった。ともかく無事に帰宅したが、タイヤを見ると真ん中だけが皮が剥けているだけ。真ん中以外は黒グロとしている、まだまだ注意しなければならぬようだ。

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