目立ちたがり小僧 
 前馬の時にも、フロントヘッドライトの下側に、青と青緑色の超高輝度LED(オドロ・オドロしいネーミングだが、レッキとした正式名称)を交互にフラッシュするモノを装着していた。目立ち度を向上して、事故防止の観点で四輪等から鉄馬の認識をして貰うためである。実際の視認性の向上効果の程は不明だが、それなりに効果は有ったと考えている。大ウソ、最も興味を持たれてしまったのは、爆音を轟かし徒党を組んでいる賊の方が正しいかも)で、いつも彼らからはジロジロ・マジマジと見られて(目を付けられて)いた 怖笑。まぁ視認性はともかく、愛馬を自分好みに変えていくのは、これはこれでケッコウ楽しい。まぁ、こればっかりは自己満足の世界だからネェー 苦笑  ところで、現在の愛馬には、この種のピッカピカをまだ取付けていない。宗旨を変えた訳ではなく、ただヒトエに面倒だったから。「その内に・その内に」と言っている内に、1万Kmを超えてしまった。そういう訳で、いよいよ満を持して(ぅん?)、重い腰が上がった。

 今回は青色の1色だけで製作した。日本が世界に誇る中村教授の
−青色LED−の発明の恩恵で、白色や純緑色などLED色は多くなっており、輝度もメチャ高くなっている(2、3年の内にはヘッドライトもLEDになるだろうナァ、きっと)。それはともかく、四輪を含めても青色以外では、この種の光モノを見ることは少ない。となると、青色以外では規制に引っ掛かる可能性が大なんだろうナァ、絶対に。なので、制服のオア兄さんに、アレコレとイチャモンを言われないように、青色LEDの1色にしよう。となると、残る問題は【何処に装着するか】と【どう工夫して装着するか】である。場所については、次のような幾つかの候補が上がった。
  @新たに装着したフロントマッドガードの先っぽ
  A新たに装着したハンドルガードの左右の前方部分
  B新たに装着したエンジンガードの左右の張り出し部分
  Cヘッドランプ下のちょっとしたスキ間
  等
である。この中でアイデア的に面白そうなのはCであろうか。でも工作的に難しそうなのもCであろう。ランプ下の黒いプラスチック部分にLEDを取り付けるコトになるのだが、工作のために黒プラ部分を車体から取り外すのが難儀しそう。その点、残りの@〜Bは新たに装着したオプションパーツだから簡単だろう。@も面白いアイデアではあるが、せっかくの「黒口紅でキリッ」が台無しになりそう。で、消去法でいくとABとなる。特にAは誰もチャレンジしていない筈なので、是非にもヤリたいナァ。

のだが、冬場になって防寒用のハンドル・カバーを装着すると、セッカクのLEDが見えなくなってしまう...。となると、残るのは無難なBだけだナァ。

 さて、@ACの場合は黒いプラ部分に穴を開け、この穴に直接LEDを装着できる。のだが、Bは鉄製の丸パイプにクダンのLEDを取付けるコトになる。そうなると、何らかのブラケットにLEDを取り付け、このブラケットをパイプに装着するコトとなる。つまり、適当なブラケットと、このブラケットを丸いパイプに固定するモノとを探さなければならない。「う〜ん、結構難しいかも」、とか・何とか言っている内に、適当なモノが無いのなら【作ってしまおう】というコトに腹を決めた。

 こうなると話は簡単である。如何に工作が容易になるかを中心に考えれば良い。で、出した答えがコレだぁ

  
ワン → ツー  スリー 
↑ 超小型ケースに5mmΦの穴あけ ↑ アルミ板で取り付け用板を製作
↑ 工作終了 ↑ 単体の完成
 市販の小さな・小さなプラ製ケース(タカチ製、長6cm×幅4cm×高2cm)とビニールホース等の締付けに用いるホース・バンド(100円ショップ)である。ケースに薄いアルミ板(帯。0.8mm厚)を取り付け、このアルミとHバンドとでパイプに取付けるのダァ。グダ・グダ説明するより、デジ写真を見て貰った方が手っ取り早い筈。プラ・ケースもLEDも軽いので、こんな簡単なモノでも十分に実用になる筈。当初は完全防水のコトも考えたが、水が入って錆て困るようなことはないし、水で接触不良にもなりそうにもない。ビスの穴等は、風呂場の目地のスキ間などに詰めるシール材でも塗っておけば、「まぁ、10年は絶対に持つナァ」とタカをくくった。
↑ 取り付け完成 ↑ 取り付け完成(拡大)
  これを横に張り出したエンジンガードの左右の端に配置した。かなり離れて取付けるコトになるので、前馬よりズイブンと目立つのではないだろうか。ところで、LEDは片側で3個シリーズを4パラにして12個、左右で計24個取付けている。この3個シリーズとしたものに、それぞれCRD(電流制限ダイオード、15mA)を取付けている。このママでも+12Vに接続すれば、LEDはピッカーと眩しく・妖しく点灯する。でも、これだけだと常時点灯するだけで、ちぃーっとも面白くない。最近、4輪・2輪を問わず、青色LEDを常時点灯させている車両が多いから、視認性もさほど上がらない筈。そうなると常時点灯より、フラッシュさせた方が目立つのは火を見るより明らか。しかし、フラッシュさせると規制の対象になるんだろうナァ。...が、前馬に乗っていた時、「追い越し禁止」違反で何回もサインを強要されたが、トヤカク言われたコトがなかった。となると、「注意程度で、取締まり対象ではないだろう」と楽観。で、得意のPIC(ワンチップマイコンの1種)を使用して、フラッシュさせることにした。PICなので、左右で交互にフラッシュ/同時にフラッシュ、パパパ.../パッパッパッ、 などのバリエーションを持たせて点灯させるコトが出来る。ハーレーやゴールド・ウィングなどの超大型バイクで、青色パト/ライトを回転/フラッシュさせながら走っている爺じぃ軍団の真似のようであるが、点灯位置が低いのと、このバリエーションがある点が大きく異なる。バリは幾通りかプログラムしていて、数秒ごとにランダムに切り替えるようにソフトを作った。

 電源は外部電源ソケットへの配線からパラ取り(ETC機器への電源供給と同じ)とした。このソケット、常時バッテリーと接続されていないので、バッテリーが上がるようなコトはない。エンジンのメインSWをオフにしてから、(
マニュアルでは15分前後と書かれているが)1分で、バッサリ切れる仕掛けになっている。どうやらFET−SWを用いているようだ。

 残念ながら、色んなパターンでフラッシュしているLEDのデジ写真は無理。これだけ目立つと、小心のHYDではちょっと恥ずかしいくらい。駐車する時には、他の鉄馬から少し離れた場所に停めることにしようかしらん 
ヲイヲイ
↑ 実際は眩しいです
↑ 眩しく完成

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