イヤガラセに屈服(残念) 
 HYDはバカッ高いバイク用のETC機器を取付けずに、四輪用のメチャ格安なモノを装着している。登録は軽自動車である。いわゆる自主運用ってヤツ。高速道の利用料金が軽自と2輪と同じなので、料金詐欺に相当するモノではなく、少しルール違反ではあるが、とやかく言われる筋合いのものではない。初めて取付けたのは07年9月で、ETC割引の拡大により、かかった費用の何倍もの恩恵を受けている。割引の恩恵だけでなく、グローブを脱着しての「通行券や金」の出し入れを考えると、鉄馬乗りには必須のアイテムである。鉄馬を乗り換えた際、このETC端末も当たりの然に移設した。最初はアンテナ部の設置ミスで、ゲートが開かないトラブルに遭ってしまったが、正常に取付けてからは全く問題なく動作していた。ところがドッコイ、これまで出掛けることが少なかった常陸国(茨城)へタビ・タビ遠征するようになってから、ゲートが開かないトラブルに再三見舞われてしまった。これが前馬→新馬への移設したタイミングとピッタシ重なったため、テッキリ移設方法や新しい鉄馬側の問題だと考えてしまった。しかも移設してからも、よく利用する東名・中央高速などでは一回も起きていない。また必ずゲートが開かない訳ではなく、問題ないコトも多くて、悩乱・錯乱・惑乱の極みでアレコレ考えてもラチが明かなかった。ゲートが開かないと、アーダ・コーダと考えながら運転してしまうから、危険が危ないコトこの上ない。それでもトラブルに遭うと、すぐに原因らしきモノを考え、翌週には対策を立てて、再トライするような繰り返しであった。
 いろいろ考えてみたのだが「移設したETC端末や新しい鉄馬が原因ではない」と、94%断定できた。メチャ長くなるので、この結論に至った理由は省略する。となると、
ETCゲート側の問題としか考えられないではないか。で、HYDと同じようなトラブルがあるか/ないか、Web情報を探しに探してみた。すると、数多いETC情報の中から、「常磐道と関越道の一部のゲートでは自主運用でNGになることがある、最近のETCゲートは、カメラや車幅センサーなどから2輪と4輪を弁別し、登録した情報と異なる2輪の場合は、ゲートを開けないようになっている」という情報にブチ当たった。「げぇーっ! マジかよー、イヤガラセをしやがってぇ」、とメチャ道路公団(メキシコと似た新しい正式名を知らないので旧名)を非難。そういやぁ、新しいゲートばかりでトラブっていたような気もする。常磐道と関越道というのも、マルッキリ同じではないか。東名、中央や第3京浜などのゲートでは、全く問題ないしぃー。Web情報の中にはアテにならないガセも多いが、この情報はカナリ正確だと判断した。

 しょうがねぇーなぁ、正式なバイク用ETCでも取付けようかしらん(
ヲイヲイ)。バイク用のETC端末はJRC社より製造・販売されている2機種のみである。両方ともバカッ高い(くどい)。でも現在取付けているETC端末での割引恩恵は、ユウに数万円を超えて、モトは完璧に取っているからネェー。この3月からは、2年間限定で「土日だけ走り放題1K円」の景気浮揚策も実施されるから、モッタイナイがこの機会に取替えちゃおう。残念ながら、ETC端末のバイク設置キャンペーンは終了していて、再開の予定もないらしい。キャンペーン割引が無くて高いけれど、コレまでにゲットした恩恵を考えれば「屁でもないワイ」と、太っ腹のHYD。でも・しかし、端末+取付費用がズイブン安いNap’sへTELしてみると「最近は混んでいないので、すぐに取付け出来る、でもBMW車には取付けない」という返事が返って来た。「ヲイヲイ、なぜなんだヨォー」とカラんでみても、明確な答え無し。BMW社側で、イヤガラセをしているんだろうナァ、きっと。かといって、ディーラーにバカッ高いお金(Nap’sより25K円以上UP)を出せるほど、HYDはブルジョアではない。そうなると、いつものように自分でバンバンするしかないカァ...。

 バンバンの内容を詳細には書かないが、デジ写真をご覧あれ。当初はコレまで使用していたETC端末と同じ「本体+アンテナ」の分離型を装着するツモリであった。でも、@分離型は高い A通勤割引で100Km超の場合はETCカードを途中で交換する のため、@安くて Aカード交換が容易 な一体型をチョイス。盗難のリスクが高いというデメリットはあるが、車体そのものの盗難よりは被害が少ないだろう、という意味不明の理屈を立てた 
苦笑。で、コイツをメータの上に取付けるツモリであった。...が、スペース的に絶対無理である。しょうがなく、一般的なハンドルの中心部に取付けることにした。専用のマウントも販売されているが、高価だろうと敬遠(実際には4K円以下の模様で、まぁまぁのプライス)してしまった。代わりに、頑丈な自転車用のマウント(独逸製、ちょっと高い3K円)を装着した。このマウント、サドル下のパイプに取り付け、ちょっとしたポーチやバッグ、買い物カゴを簡単に着脱できるモノである。このマウント用にアルミ板を加工したベースを製作し、このベースにETC端末を装着した。ベースとマウントとを固定するビスの厚みが邪魔するので、厚めのゴム製クッション材を間に入れている。電源はエンジン・キー脇の電源ソケットへの配線からパラ取りしている。パラ取りは信頼性を高めるため半田付けで接続し、自己癒着テープで完全「絶縁+防水」した。電子技術の全く無い専門店の作業者(知識程度はあると思うが)による取付工事より、安全・確実な筈である。なお、電源ソケットへの給電はキー・オフするとシバラクしてからFET−SWで切断されるので、ETC端末用には好都合である。
↑ 自転車用のマウント ↑ アルミのベースとゴム製クッション
↑ ベルトにハトメで穴 ↑ 完成
  ETC端末はネジ留で固定しているので、本体はそうそう盗難されるコトはないだろう。でも、中のETCカードは簡単に抜き取られるような不安がある。このため、カード着脱のフタが簡単に開けられないように、抑止力を期待して「ベルト+鍵」を取り付けた。これもデジ写真をご覧あれ。ぢつは、設計が甘くて鍵を外さなくてもフタが開いたりして...。抑止力の方に賭けよう 苦笑。また、コイツを目立たないようにするのも盗難防止に効果があるだろう。とりあえずは、鉄馬から離れる時には100円ショップの帽子でも、ナニゲに被せておこうかしらん。

 さぁてとぉ、先ずは試運転である。近くの横浜新道の入口へ向かい、左端のETCゲートへ。恐る・オソル入ってみるが、
パッカァーと開いて、感激。って、当たり前のことなんだが。でも何だか最初だからウレピィーの心。気分を良くして、そのまま第3京浜まで走ってしまい、往復で計4回ゲートをクグった。勿論、全部合格◎でした。問題の常磐道と関越道には、その内にチャレンジしてみるツモリである。おとなしく待ってろヨォー、新座と流山の入口のETCゲートよ。

●それにしても、高速道が何処までも1K円/回になったら、何処へ行こうかしらん。高速道の走行は「ツマラナイ+有料」なので、首都圏の脱出/突入だけにしか使用しないポリシーだったが、2年の期間限定でこれを解除するツモリ。西は三河以西、北は越後とか奥州かナァ。そん時にゃぁテントを積んで行こうかなぁ、と中年ライダーの夢は膨らむのでした。

■モッタイナイから、取り外したETC端末は捨てずに、姪っ子の軽自動車用に再利用する予定である。

★ ホームページのトップへ