なんちゃってコクピットシールド 
  勿論、プチブルなHYDのするコトである。タイトルのようなTouratech製のフロント部のコクピット・シールドを購入して取り付けた訳ではない。
← Touratech装着状態
↑ プラ製のコクピット・シールド
 コイツの値段は知らないが、かなりの価格設定の筈である。ところで、この製品の真似をして、似たようなモノを製作した訳では全くない。製作後に、似ているコトに気が付いたのである。取り付け目的に至っては、サラに異なっている。さぁて、何故にコイツを製作して装着しようと思ったかというと、4月4日、いわき市にて悪夢の初ゴケを仕出かした。ここ数万Kmほども、立ちゴケから遠ざかっていたので、心と体(腰痛と筋肉痛)を打ちのめされてしまった。この時、バイクを起こす際に無理をしたようで、途中から腰が痛み出してしまった。このため攻城を取り止め、楽しみにしていた山中のワインディングも諦めて高速で帰って来たのだが、又しても途中で悲劇に見舞われた。

 一体型のETC端末をハンドルバーの中央部に取り付けているが、ETCカードと端末の盗難を抑止するため、駐車時には帽子を被せていた。ナニゲに帽子が置いてあり、中のモノが見えないから盗まれ難いだろう、我ながらグッド・アイデアと思っていた。この抑止策の問題は、走行時に帽子を何処に収納するかである。トップケースに入れたのでは、面倒臭くてやってられない。このためメータの上部でシールドとのスキ間に無理して入れていた。...のだが、帽子の生地が厚くて収納が面倒・大変であった。また、バイクの前面や横から見た場合、シールド越しに帽子が目立ってしまい、セッカクのF650GS(Twin)の雄姿がスポイルされるのである。これを解消すべく、メータ下部とシールドとの間に入れることに変更した。このスペースは結構広くて、帽子を出し入れするのがメチャ簡単、勿論外からは全く見えない、と良いコトづくめ。でも、この方法の唯一の心配は、高速走行時に
「風圧で飛ばされてしまわないか」であった。それでも、少なくともぬえわKmでは大丈夫であったので、この心配も次第に消えてしまっていた。ところが例の4月4日、常磐道をチンタラ走っていたのにも関わらず、急に目の前を何かが飛んだと思ったら、帽子が無くなっていた。「ゲェーッ、飛んじゃったヨォー」と悔やんでも、高速道だから引き返すわけにはいかない。悲嘆が悲しくて、思わずナミダ目に。コラコラ、たかが100円ショップの帽子だろうが、 苦笑
↑ 駐車時は、ナニゲに被せる ↑ 風で飛ばないようにベルクロ
↑ 走行時は、ココに収納
 それでも走りながら(危ないってば)、泣く泣く善後策を考えるHYDでした。で、出した答えが、シールドとメータ基部のスキ間をアルミ板か何かで埋めてやろう、である。腰痛でようやっとに帰宅した翌日、さらに痛みが増した腰をさすりながら(ヲイヲイ)、バイクの前でシールドとメータ部周りとのスキ間を塞ぐ具体的な方策を考えた。当初はアルミ板と考えていたのだが、かなり複雑な形状なので工作が大変そう(というか絶対に無理)で、イキナリに却下。工作の容易性を考えて、プラ製の薄い板でスキ間を塞ぐことにした。先ずフロントのシールドを外し、100円ショップの工作紙(厚紙)を当てて大体の寸法を取ります。これを基にして、さらに複雑な形状にピッタリ合うように寸法を取り直していく。2、3回もコレを繰り返すと、ほぼピッタシの型が取れる。ここで100円ショップのB4の大きさのファイリング用のファイル(プラ製、黒色、表側に波模様あり)の登場です。先程の型の通りに万能ハサミ(これも100円ショップ)で切り出します。当初は、得意のタイラップで固定するツモリであったので、高さも低いものであった。しかしタイラップでは、何回やってもウマく固定できない。そうコウする内に、フロントシールドを固定している4個のトルクス・ビスと友締めすればいいじゃん、というコトに気が付いた。う〜ん、何でこんな簡単なコトに気が付かなかったのだろう。しょうがねぇ、寸法取りから再度やり直し。
身を入れてやれば良かったのだが、型採りは早々に終了。だって、腰が痛いんだもの(つぅか、腰が痛いんだから
安静にしてろよナァ)。で、同じようにハサミでチョキチョキし、ビス用の穴を穴抜きポンチ(6mm、こいつも100円)で開ければ製作終了。最終的な状態がコチラ。
↑ 型採り(失敗作) ↑ 装着前
↑ 装着前
  型精度と工作精度の関係で、細かな部分にスキ間がある(苦笑)が、実用上も見映えもサホド問題ない、と無理して自画自賛。でも、黒色のためか見映えは「顔が締まった」ような気がする。黒一色ではなく波模様もあって、なかなかにグゥッーなのである。それでも目を凝らして細部を見るとチープ感が一杯、手を抜いたからマァしょうがないカァ 苦笑の2。さぁてとぉ、これでランプ上のデッドスペースが、貴重な「物入れ」スペースに変身したワイ。果たして、風圧で又しても飛んでいくのか/大丈夫なのかの実証実験は、まだしていない。この結果は腰痛が治ってツーリングに出掛けられたら報告します、乞うご期待。
↑ 装着後 ↑ 装着後
↑ 装着後(収納前) ↑ 装着後(収納後)
 −− 痛みが全然引いていない翌土曜日に、東北道でぬやわKmで実体験したが全く問題なし。帰りの磐越/常磐道でも問題なし。それでも前の例もあって心配なので、何かゴムようなモノで帽子が飛び出ないようにするツモリである。

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