新F650GS バッテリー交換 
『備えあれば憂いなし』
 前に乗っていたF650CSスカーバは、1年チョットでバッテリーがお亡くなりになった。これは開放型のバッテリーなのに、液量点検を怠ったためである。しかし21世紀なのに開放型のバッテリーを使用するBMW社の電源系統の伝統的な弱さが原因と受け止めている。で、現在の愛車F650GS(Twin−800cc)はサスガに開放型ではない。密閉型のMF(メンテナンス・フリー)型ではあるが、伝統的な電源系の弱さで、やはり超心配。というのも、このバッテリー、EXIDE社製であまり芳しい噂が聞こえて来ない。そもそもこの会社、フォークリフトなどの工業用バッテリーが主力みたい。炎天下・氷点下など過酷な状況下で使用する四輪や二輪では、ちょち心配が心もとない。その上、Web情報では、同じ新F650GS乗りから、「ある日突然、出先でバッテリー切れになって、大変な目に遭った」報告が数多く寄せられている。徐々にパワーが出なくなるなら、さほど心配することもない。バッテリーが弱ったと感じた時点で取替えれば良いのだから。でも、朝元気よくセルを回して出掛け、どこか山の中で、セルを回そうとしたらバッテリー切れで「プッスン」だったら眼も当てられない。こうなると、たかがバッテリー切れでも、レスキューを呼ぶしか手はない。オオゴトになってしまうのである。くどいが、同じ新F650GS乗りからの、こういうトラブル情報が数多いのである。概して、購入後1年チョットでこのトラブルに遭遇するケースが多いようだ。HYDの愛車は、良いロットの製品だったのか、あるいは太陽電池でいつも満充電となるようにしているためか、1年と9ヶ月経過しているが、幸いにそういう兆候はない。でも、「●ある日突然に」と言われると、心配で夜も寝られなくる(ウソ、いつも呑んで寝るので即寝)。
で、マダまだ元気で寿命は長そうなのだが、転ばぬ先の杖で国産のバッテリーと交換することにした。調べてみると、互換出来そうなのは(というか、EXIDEの方が互換バッテリーという感が強いが、...)、古河の『FTX14−BS』とユアサの『YTX14−BS』である。ネット通販では古河の方が若干安そう。だいたい11K〜13K円というのが相場のようである。ユアサ製や古河製の半値以下のNBCなどの互換バッテリーもあるが、そもそも目的が目的なので、これは却下。というコトで、古河の『FTX14−BS』を●ポチッとした。ネットで注文して翌々日には、もう届いて交換作業と相成った。
← 通販で購入した古河製バッテリー
  先ずは説明書の通り、電解液を注入します。この後、自作の充電回路(ノートPCの電源アダプター+定電圧・電流回路)にて、電流で時間を掛けて満充電にします。普通、この満充電はしなくてもOKかと思いますが、念のためです。準備OKになったらダミー・タンク部分のカウルを外して、バッテリーを取替えます。スパーク・プラグ交換と比べると、この交換作業は至って簡単。そうそう、思い出した。一番難しかったのは、バッテリーを外したので時計がゼロクリアされてしまうが、この時計の時刻合わせ。普段は読まないマニュアルを引っ張り出して、時間設定を行った。
↑ バッテリー本体と電解液 ↑ 満充電中
  で、交換した旧いEXIDE製のバッテリーだが、@汚れを取ると外観は新品同様 A開放電圧は+12.8Vと、これまた新品にかなり近い値(約80%と想像)  Bこの状態で充電すると、1分ほどで13.8Vと上昇する でした。新品であればAは13.0V前後で、Bはジワジワと電圧が上がるのだが、この辺りが少し中古品らしい。でも、まだまだ元気に使用出来そう。さぁてとぉ、コレを捨てるような、エコに反する行為はHYDはしません。電子工作の際に、良質のDC電源として使用するツモリです。このまま放置プレーをさせておくと、それこそ完全にゴ臨終となるので、簡単な定電圧・電流回路(上記の充電回路とは別モノ)で常時満充電として保管する予定です。

 
【この旧いバッテリー、1年と9ヶ月経過しているが電気特性は新品同様と考えられます。ただ、劣化しやすい2回の冬の間も「太陽電池+定電圧回路」で満充電に近い状態にしていたコトを特記しておきます】

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