無線機の設置 
 ガソリンタンクに相当する場所にある、F650CSのハードケースはすこぶる便利が良い。ちょっとしたものから、デジカメまで、すっぽり収まり、防水も完璧であるので重宝していて、バイクを取り替えてもこれだけは引続き使用したいと思っている(でも、残念ながら無理なんだナー)。難点は、完璧な防水構造になっているため、無線を使用できるようにしようとしても、電源コード、無線機の同軸ケーブル、スピーカーへのケーブル等の取回しが出来ないのである。穴を開けて、コネクタを取り付ければ良いようなモノであるが、普段あまり使用しない(基本的にソロで行動するので、無線機は不要)のに、穴を開けるのもナー、しかもこのケースの上ブタは二重構造になっていて、工作が難しい。というわけで、無線を使用する時にだけ、トランシーバーが使えるようにします。このように割り切ると、イトも簡単にハウジング方法が決まります。何のことは無い、ただ小さなハンディ・トランシーバー(430MHzバンド)を、ハンドルポストにベルクロで固定できるソフトケースに収めるだけである。このケースはデジカメ用で1300円(当初は100円ショップで購入したケースを加工して使用していたのだが、安っぽ過ぎて...)。クッション材が入っているので、振動にも強い筈です。しかも購入したケースのベルクロは、上下サンドイッチ構造で固定するようになっていて、簡単には外れそうにも無く、振動が多いバイク用には打って付け。電源コードは、乾電池動作として不要にし、またアンテナはケースから突き出すことで、これまたケーブルを無くすという安易な方法とします。乾電池動作でも低出力なので2、3日以上は楽勝にOKですし、外部アンテナではありませんが、これで1Km以上は楽勝に電波は飛んでいきます。
 でもこれじゃぁ、使い勝手向上委員会としてはアンマリである。で、工夫点はと言うと、送信/受信の切替スイッチ(PTT−SW、Push To Talk SWitch)とその固定方法である。デジカメ写真を見て貰うと分かるように、通常使用されるスナップSWではなく、タクトSWに替えている。固定方法も、お決まりのミラーのネジとの友締めでガチガチに固定するのではなく、ベルクロでクラッチレバーの根本に貼り付けている。これの利点は、@タクトSWなので当然押している時にしか送信にならない A不要時は簡単にSW部を外せる B人差し指で容易に(クラッチを切りながらでも)操作可能である ということです。特に@、うっかりしても、下手な鼻歌が公開されないのが、本人よりも相手に対して不快感を与えず実に良い。本当は、通常使われるスナップSW式で、固定/跳ね返りの両用タイプのSWが、購入した際の元もとのSWであったのだ。でもバイクに固定して、装着しっ放しにしていたため、接触不良になってしまったのである。また今度のバイクには、SWをうまい具合に固定できない構造であったこともあり、思い切ってSWと取り付け方法を替えたのである。難点は、素手の指ではタクトSWのON/OFFの感覚がしっかり分かるのだが、冬用のグローブではこの感覚が分からず、果たしてONしているのか、OFFなのかが不安なコトです。まぁ、これは些細なこととして、当分これで「ハローCQ、CQ」と行きましょう。

 アマ無線の試験は簡単です、皆さん無免許での電波発信は止めましょうネ。
無線機と時計を取付ける前
無線機と時計を取付けた状態
PTTスイッチ
 F650CSにはディジタル時計がメータ内に付いている。とても便利そうではあるが、実はサホドでもない。理由は表示窓が小さく見難いのと、精度が悪いのです。この辺り、とてもドイツ魂がこもっているとは思えない精度。100円ショップの時計の方がハルかに良い。という訳で、写真の大き目のディジタル時計をベルクロで取り付けている。実はこの時計と基部は、前の前のバイクから使用しているもので、ナカナカに気に入っている。時計は防水仕様ではない安物のため、雨が降るとNG。簡単に取り外しが出来るので、盗まれそうであるが、今まで無事である。そりゃぁそうかもネ、100円ショップで何でも買えちゃう時代だモノ。この基部は、自転車の壊れたベルのベル部分を外したもので、ビスでパイプに固定できる。ベルを外した部分に、マジックテープを接着剤で固定し、時計側にもマジックテープを接着剤で貼り付け、それでおしまい。小さなベルクロだけで固定しているが、高速に乗っても、砂利道を走っても外れないのは、米国魂は見事。防水でない他の欠点は、夜になると時間の表示が見えないことである。この時はしょうがない、小さくて精度の悪い内蔵時計の時刻を頭の中で修正しすることで我慢しています。
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