F650CSメンテナンス・スタンドの製作(第2弾) 
 前回製作した自作メンテスタンドは、思いの他に(発想の転換の偶然もあったが)簡単に製作出来たが、あまりデジカメ写真を撮らなかったためか、イマイチ分からない部分があるというメールを頂いた。それと、ノコギリでの工作精度が甘い部分(木材を正しく垂直に切ることが難しく、どうしても隙間ができてしまう)があり、実用的には何ら問題ないのだが、もう1個製作することにした。材料は全て前回と同様です。違うのは、今回はノコギリを買わなくてもOKだったことと、3箇所のカットをホームセンタの機械で切ってもらったことです。さすが専用機械、すごい精度の垂直切断です。全てのカットを店に頼んだのですが、斜めのカットや小さな加工は機構上、出来ないとのこと。でも、斜めの切断等は垂直でなくても問題ないので、30円×3箇所分の90円を支払います。この分が前回より高くなりますネ。いずれにしても1500円も出すと、おつりで、缶コーヒーがタラフク飲めます。

 さて、今回の大きな違いをまとめると、

 @ 3箇所の切断を、専用機械でカット。
 A 後側への安定性を増すため(効果の程は?ですが)、垂直部を前方に2cmほどオフセット。
 B バイクを起こす際、左足で基部を押さえますが、押さえ易いように、補強部Bを少しカット。

です。先ずSPF材のカットですが、ポンチ絵とデジカメ写真を参照して下さい。ここで、バイクのセンタ・スタンド取り付け穴の幅に合わせるために、1.3cmほどの幅で12.5cmカットしますが、ここはなるべく垂直になるように注意して切ります。このカットした側に補強部Bを取り付けます。残りの、斜めの1カットと三角形の隅をカットするのは、正しい垂直にする必要は無いので、気が楽です。でも、いい加減にノコギリを使っても、結構垂直になるものですネ。組み立ては、板が割れないように、アラカジめキリで小さな穴を開けておき、長めの木ネジでネジ込みます。少し手間がかかりますが、抜けにくいので、クギより堅牢に仕上がると思います。またボルトを受け止める金具の位置は、バイクへの取り付けを考え、穴の中心部の高さを垂直部の上から2cm位にして下さい。低過ぎると、バイク側のセンタ・スタンドの穴にボルトを挿し込めません。
 で、出来上がりのデジカメ写真を参照あれ。店で垂直にカットできた分、工作精度はバッチリです、見映えも良好です。でも、メンテ用なのですぐに汚れてしまいます、見映えよりも頑丈さを考えましょうネ。
カットした直後の状況 足を置く所をカット
多孔プレートの取付 1号機と2号機のスタンド
【結果発表】
 寸法通りに作ると×です。どうしてもバイクに取り付けられないのです。イロイロ調べて見ると、1号機は結構いい加減に製作したものだから、垂直部を支える補強板の高さが左右対称ではなく、片方のB側だけ少し低かったのです。これが幸いして、バイクのフレームと干渉しないため取り付けに問題ないことが分かりました。ということは、側板の補強部Bだけ高さを低くしなければなりません。ホンの少し低くすれば良いのですが、何度もしたくなかったので、少し多めに切り取って低くしました。今度は、問題なく取り付けOKです。
    【でも真似されれる方は、オウン・リスクでやってね】
 使い勝手ですが、センタスタンド用の穴にボルトで取り付け、メンテスタンドを起こしてみます。1号機と比べ、2号機はかなり力が必要になりました。これは、垂直部が2cmほどオフセットしているためと思います。逆に言うと、ちょっと位ではスタンドが倒れにくい筈ですネ。足の先で踏み込み易いように、側板の補強部Bの前の部分をカットしましたが、これは思惑通りでした。
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