グリップ・ヒーターでぬくぬく!? 
 冬場のツーリングには「グリップ・ヒーターが不可欠である」と断言されている方が多い。また「もっと早く装着すれば良かった」という話もよく聞く。となれば、HYDもマネをしなくてはなるめぃ。実は、これまで数年も冬場のツーリングを経験しているのだが、どういう訳か今冬だけは手袋の中の指先が痛いほど寒いのである。この寒さ対策をイロイロ検討していたのだが、電熱グローブは不恰好、コードが邪魔臭いし、結構高い。両手をスッポリ覆うハンドルカバーは結構高いし、見っともなくてパス。純正品のグリップ・ヒーターはコードの取り回しが無くて良いのだが25K円もするので、これまたパス。消去法で残ったのが社外品のグリップヒーターである。どうやらDAYTONA製のホット・グリップなる商品名のグリップヒーターが安くて良いらしく、Webで調べても ◎ の評価が高い。早速近所のNAP’sなるバイク用品を扱っている店に行って購入してきた。4032円という中途半端な金額であった。ついでにグリップ用の接着剤399円も一点お買い上げ。果たして、こんな安物で用をなすのであろうかと、いつもの安物買いの銭失いを心配。そういう疑問を感じながらもWeb評価を信じ、「だめでも4K円と割り切ろう」と財布を開いたのでした。使用していたグリップも磨り減っていて交換時期だったしネ。

 さて、店から帰って装着開始...、という前に、現在付いているズイブンと磨り減ったグリップを外さなくちゃぁ。Webで調べて見ると、外すのは結構大変らしいのだが、HYDの場合はイトも簡単に外すことができた。どうしたかというと、細長いマイナス・ドライバーをグリップのゴムとパイプの間に差し込み、くっ付いた部分を剥がしていき、ドライバーの先が届かない奥の部分には、パーツクリーナーのジェット噴霧をおみまいしてやった。するとすんなり外れて拍子抜け。難儀するはずの右側のグリップも同様の仕儀で簡単かつキレイに外せた。外せられれば容易に取り付けられる、と思ったのだが × でした。外すより取り付けに時間を要してしまった。接着剤を少し塗ったせいか(でも塗らないと固定できない)、途中までは簡単に入るのだが、半分を過ぎてからは押せども回しても、それ以上には入っていかない。スッカリ悩んでしまったのだが、ここで「逆もまた真なり」とヒラメいた。装着する時にも、パーツクリーナーのジェット噴射を試みたのである。途中で動かなくなったグリップにマイナスドライバーを差込み、噴霧したのである。すると、あっさり入ってしまい、マタマタ拍子抜け。次の日には固まったらしく、グリップはハンドルのパイプにシッカリ固定されていた。
マイナスドライバ-でグリップを外す グリップを外した状態、磨り減っている
新旧のグリップ グリップ・ヒーターを装着した状態
 取り付けで難儀しそうなのは、もう一つあった、それは電源の取り出し方法である。本来純正のグリップヒーター用の接続端子がドコかにある筈であるが、サイドカバーを外さなくても取り付けできそうな所には、この端子が見えず。結局カバーを外すのが面倒で、以前に製作した青・緑のLEDフラッシャー用の電源からパラ取りした。その方法は、製品に付属のハーネスなるいかがわしい部品である。それなりの太さの電源コードとハーネスを噛み合わせることで、コードの皮膜を破り中の芯線と接触させるのであるが、シッカリ圧着しないと接触不良でNGである旨が説明書に書かれている。「そんなものなら使用するナァ」といいたいトコロだが、楽といえば楽、簡単といえば簡単である。で、これを用いて簡便に電源も取り出しOKに。タイラップで何箇所かを留めて装着完了。早速電源を入れると、ジンワリ暖かくなり、その内には素手では持てない位に熱くなってきた。これは明日の野掛け(ツーリング)が楽しみじゃワイ

【結果報告、少し(涙)】

 さて、今日は大寒波襲来の筈がそうでもなさそう、でも朝6:00のこともありメッポウ寒い。でも昨日取り付けたグリップヒーターの恩恵でヌクヌク...の筈が、そうでもない!! やはり指先は冷たいのココロなのダー。手のひらはヌクヌクなのだが、指先はイマイチ。考えてもみなさい、右手といえば人差し指と中指は常時ブレーキ・レバーに掛かっているのだっター。これはモシモの時に素早くブレーキ・レバーを引けるためである。左手も同様にクラッチ・レバーに指が掛かっている。当然、グリップ部から離れているため、左右の計4本の指は寒風の中にサラされてしまっている、ヌクヌクの恩恵は得られないのダー。考えてみれば当たり前田のクラッカー、でもこういう情報はWebには全く流れていなかったゾイ、先達の皆さんは二本指をレバーに掛けていないのだろうか。それでも手のひらが十分に温かいというコトは、指先もジンジンと冷たくなることはなく、痛くなるような冷たさではない。効果は △ であるが、ガマンできなくなれば、グリップをシッカリ握れば暖かくなるので、これを考えれば ○ である。教習所で教えてくれるグリップの握り方(5本の指でホールド)であれば、間違いなく ◎ なんだが。でも、4K円のコストパフォーマンスの点を考えると、三重丸をあげたい気持ちが強いのも事実です。冬場もツーリングに明け暮れる方は必須ですヨ、って、もう既に装着されているんでしょうネ。新しいF650CSは最初からグリップヒーターが標準装備されているらしいし...。

【反省】
 やはりハーネスでの電源取出しはNGでした。細い芯線からのパラ取りだった(必要な芯径がないコードからの取り出し)ためとは思いますが、HYDの場合「行きは良い良い、帰りは怖い」でした。何と、夕方の寒い時間帯にヒーターがOFFになってしまいました。「半田付け」か「別の取り出し口」で対応する必要性があります。
  → 結局、半田付けで確実に接続しました。最初から手を抜かなければネー。
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