ハンドル・カバーでアッチッチ!? 
 冬場には「グリップ・ヒーターが不可欠である」と断言されている方が多く、また「もっと早く装着すれば良かった」という話もよく聞く。それで昨冬、HYDも安い社外品で導入したものだ。結果は、ブレーキ・レバーとクラッチ・レバーに、それぞれ2本の指がかかっていて、手の平は良いのだが、肝心の指先へのヌクヌクの恩恵が少なく、「それなり」という程度であった。
 また冬場が近づいてきたのだが、歳のセイか寒さが辛くなってきた。防寒対策には、やはり指先対策が一番だろう。でも具体的には、どうしようか悩んでいたのだが、思いきって「ハンドルカバー」を取り付けることにした。自転車でオナジみのハンドルのグリップを中心にした防寒カバーである。自転車の場合は結構普及しているのだが、ナゼにバイクでは普及しにくいかというと、
 @ ブレーキレバーなどが大きく、またウィンカー・スイッチ、キル・スイッチなど
    イロイロな突起物が多く、どうしてもカバーが大きくなる。
 A スピードが速いため風圧がすごく、それなりの固さを有した形状となる。

ことから、随分と大きく不恰好となってしまうからではないだろうか。HYDもこのカッコ悪さに、これまで二の足を踏んでいた。でも、ガマンが出来そうにもなくなってしまった。ここらが潮時、カッコ悪さより実用性を重視したということである。
 で、ラフ&ロード社製のハンドルカバー(RR−5917)、5980円なるものを購入して、早速取り付けたものだ。もっと安いモノもあるにはあるのだが、Aの固さが不安などの理由で、この製品に決定。でも、グリップ・ヒーターが、4K円なのに、カバーの方が6K円というのもナァー。
 装着した感想はというと、まだ本格的な冬期ではない11月末ということもあるのだが、「アッチッチ」であった。指先は思ったようにヌクヌクであるのだが、手の平はメチャ熱いのである。カバー内は微気候状態であり、熱が逃げにくくなっている。薄手のグローブをしていることもあるのだが、ワザワザ厚手のグローブにするバカも居ないだろうし、まぁ、マメに電源をON−OFFしよう。その内、得意の自作電子回路で連続的な温度調整が出来る回路でも作ってやるかも。この他の感想は、
 @ 乗って居ると気にならないが、降りてバイクを見ると不恰好で恥かしくなる。
 A アクセルのON−OFFで手首の上側が上下するが、カバーに当って操作性が
    若干悪くなる。
 B 
【要注意】高速道で、ぬふわKm以上となると風圧で少しズレてきてしまう。
    右側だけなので、HYDの取りつけ方法に難があるかも。

この中で、@Aはその内に馴れると思われるが、Bは安全性からも絶対に対処する必要がある。で、ヒラメいたのが、グリップエンドのビスで、カバーと友締めにして固定しよう、である。早い話、@カバーに穴を開け、 Aハトメで穴の周りの強度を上げて、 B型崩れしにくいように補強材を入れ、 Cボルトでグリップエンドに固定する、 のである。
ハトメ加工とビス・補強材 装着した状態
 グリップ・エンドのビスは5mm×50mm(残念がらステンレス材のモノが入手できずメッキ製、80円)、ハトメはビスより少し大きめの#500(30個入り180円)を用いました。補強材は多孔式のメッキ材(80円×2枚)、デジカメ写真を参考にしてネ。いずれもホームセンターで購入できます。カバーへの穴あけは、熱い半田ゴテを押しつけました、チョチ乱暴ですネ。でも、ビニール部分が固着して良い出来になりました。これで、B対応終了、早く来ないかナァ、本格的な冬。 (爆沈)

 実際に走ってみての使い勝手です。ビスで固定した場合、予想通り高速は大変安定して改造して良かったと思いました。でも、ワインディングロードを走ったり、停車時の取り回しは、固定されたのが逆にアダになってしまい、窮屈過ぎて × です。ワインディングを走っていて、とうとうビスを外してしまいました。固定せず、遊びがあった方がバイクを操作し易いのです。すでに改造された方、大変スマンソ!!

 もう一つ情報を、「アッチッチ」は本当です。先日の伊豆の攻城中、どうも手の平が熱過ぎる、と感じていたのだが、帰ってから「じっと手を見る」と、何と水ぶくれになっているではないか。低温ヤケドのようである。もっとマメにON−OFFすれば良かったワイ。
10日後の低温ヤケドの状況
生々しくて、直後はお見せ出来ません
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