F650CS電気系統の整備(本当かヨ) ■ (New)
1.トップ・ケースにストップランプ装着

 ちょっと大仰なタイトルですが、何のことは無い、LEDを15個取り付けただけです。トップケースは 車体から後ろ側へ、かなりハミ出しているため、トラック等の運転席の高い位置の車からは、ストップランプが見え難いです。で、これを解消するためトップケース内にLEDを埋め込みます。ただそれだけですが、 ひょっとすると、参考になるかも(「んなことは、ねーよ」は無しネ)。  秋葉原で、超高輝度赤色LED(10000mcd、おーっ凄い形容詞だこと)なるものを購入してきます。2個100円と、この種のLEDでは破格の高さです。もともと安全対策用ですから、これをケチってもしょうがありません。10袋お買い上げ。20mA程度電流を流せば良いと、技術資料に書いてあるので、少し余裕をみて17mA程度流すことにして、抵抗620Ωも20個お買い上げ。LEDと抵抗をシリーズ接続し、これを20個パラ接続して、....と考えたのですが、LEDを取り付ける場所の関係から15個のパラとなりました。勿論、空中配線というわけにはいきませんので、ユニバーサル基板(手持ちのモノを流用)に組上げます。LEDには極性があるので、注意してネ。基板はカッターで丁度良い大きさに切って使用しました。  基板の出来あがりが、この画像です。
これをトップケースに取り付けますが、幸いなことにヘプコ&ベッカー製のケース(TC−50、48L)には、赤い色のリフレクター(反射材)が取りつけられており、ロック部分に丁度良いスキ間がありますので、この反射材とスキ間を活用します。取りつけはビス・ナットで取りつけましたが、角度を調整できるようにした方が良かったかも。で、出来あがりがこの画像です。  LEDの裸状態では、眩しい(さすが超高輝度LED)くらいに妖しい赤色だったのが、反射材の赤色のプラスチックを透過するだけで、えらく暗くなり、インパクトがなくなってしまいました。ってことは、ちょっと失敗のようです。せっかくのストップランプが暗いんじゃ、話にならない。反射材に穴を開けて、直接外へ赤光を出した方が良いような気がします。それは、今度ネ。だって、硬いプラスチックに、正確に穴を開けたりする加工って、結構大変なんです。 乞うご期待
 お待たせしました、(って、誰も待ってないってかぃ)続編です。反射材を切り抜き、透明のフィルムで明るくすることに挑戦でッス。ちょっと欲を出して、光が拡散して視認性が上がるように、ギザギザの波型のプラスチックで覆いました。結果発表...暗いところだとOKですが、明るい所だとイマイチ。う〜ん、結構手間暇をかけたんですが、思ったほど効果が上がらなかったかなァ。でも明るいヨ、って言ってくれる人も居ます。
2.充電器製作&充電端子装着

 BMWのバイクは電気系統とゴム製の部品が極めて弱い、特にバッテリー、レギュレーターは持病と考えた方が良い、という話しがネット上によく書き込まれています。この21世紀を迎えた時代に「本当かいなぁ」と思ってましたが、ツーリングに出かける前の儀式(そう、エンジンを掛ける際のセルボタンを押す動作)で、か弱い音しか聞こえてこない。このままではその内、BATTは上がってしまう、という兆候の音なんです。  それじゃぁ、BATTが上がる前に充電器を作ろう、ということで秋葉原で部品を買い込んで製作。最初は定電流充電をし、所定の電圧になったら、フローティング充電とする、BATTにやさしい充電器です。「そんなに難しそうなモノ、簡単に製作できるの?」って言われそうですが、簡単です。部品点数は10個以下、細々したモノ入れても2K円で完成。
 さぁてと、充電器が出来上がっても、BATTは充電できません。今度はバイクのBATT側に簡単に接続出来るように、配線をします。これも簡単な筈だったんですが、いかんせん、BATTを取り外すまでが大変でした。

      この辺りの作業性は、全く考慮されてません>BMWさん

でも、メンテナンスマニュアルには、コト細かくカウルの外し方、BATTの取り扱い方等が記述されてますので、時間を掛ければOKです。  それで、BATTを取り外したのですが、液面を見てビックリ。どのセルも、Minレベルより下に(それも2〜3cmも)しか電解液がありません。マイナス端子のそばのセルでは、半分しかない状態です。これじゃぁ、か細いセル音しかしない筈です。早速、近くの黄色帽子店へ行き、90円の蒸留水を買ってきて補充を実施。今度は良いだろうネ。 <よくよく、マニュアルを見ると、4ヶ月に1度は点検するように、とのたまわってあります

     > 「21世紀の時代に本当かヨ  \(`o'") コラーッ 」

 さぁてと、充電端子を取りつけて、終了 !! の筈が、ちょっと悲惨な状態に。BATT端子へ新しく取りつけた充電端子とを友締めしたのですが、絞め過ぎてネジが切れちゃった。オイオイ

    過ぎたるは、なお及ばざるが如し ヾ(>y<; )ノ うわぁぁ>

 【参考】 画像には写ってませんが、普段はコネクタの先に防水用のキャップをはめてます。             
3.ナンバー表示灯のLED化

 H16年3月にユーザー車検を行なったが、色々あって検査終了ギリギリの時間で、合格のハンコを貰ったが、その原因の一つがナンバー表示灯のランプ切れであった。車検場に来ていた、やはり同じユーザー車検を受けに来ていた若いお兄さんに、急いでバイク屋を誘導して教えて貰い、有り合わせのランプを取付けて、何とか通したものである。
 またぞろ、純正品でこのランプを購入すると、結構な値段になるのではないか、そして又切れるであろう、と考えるのでした。で、その対策の答えは、LED化です。
 まず、切れたランプのガラス部分をペンチで壊し、220Ωの抵抗を半田付け。ストローを適当な長さに切ったモノを差込み、エポキシで固定です。次いで、高輝度LEDの白色のものを3個、直列につないで、又してもエポキシで固定、以上で終了。これをハウジングすれば、ちょっとやそっとでは切れなく、消費電流も少なく明るい表示灯が完成です。
抵抗を支柱代わりに LEDを3個直列に接続、完成一歩手前
 結果発表...昼間は正直分かりません、でも夜はこんなに明るくて良いんかい?(そんなに、ナンバーを誇示して、何か魂胆でもあるのかい? と疑われそう) と思えるほどに明るいです。大成功
4.パーキング表示灯のLED化

 24000Kmを越えたあたりで、パーキングランプ(駐車灯)が切れたので、例によってLED化をします。ソケット部がガラスなので、ナンバープレート表示灯の口金ランプと比べると、強度確保のため、エポキシを多めにするという少しの工夫が必要でしたが、基本的には尾灯と同じです。ランプの付け根部分を除いて壊してしまい、端子に3個の超高輝度LED(白色)と抵抗を直列配線して、エポキシ接着剤で固めれば完成。秋葉原の秋月電子でLEDが1個100円、抵抗はありあわせのモノです。シメテ300円なり。
 さぁてと、今度切れるランプはどれかナァ、片っ端からLED化で対応してやろう
でも消費電流が減ると、過充電がますます進むので、BATTの寿命は短くなるんだろうナァ。そうだぁ、Hi、Lowのランプを同時点灯させよう、目立つことだし...【現在、実行中】
抵抗を支柱代わりに、この後エポキシで固定
普通のランプ12V−6W LED化後、0.2W
5.LEDフラッシュで目立ちたがり屋に

 さほど実用的であるわけではないのですが、自画自賛で気に入ったモノを紹介します。他の車両に対し、バイクの存在をアピールするため、道交法でもバイクのヘッドランプの点灯を義務化させていますが、最近は四輪でもヘッドランプ等を点灯する車両が増えてきています。この事実は、ライト点灯が事故対策にかなり効果がある証拠でもあるのですが、ライダーとしてはその分、目立たなくなる訳で、かなり【微妙ぉーな】、気持ちになってしまいます。で、考えた結果は、車よりさらに目立とう、ということである、至極当然の結論。
 その方法は、ヘッドランプ以外の色で点灯させ、愛馬を目立たせようというものです。色は、ズバリ青色+緑色で、方法は発光ダイオード(LED)で光らせます。どうも赤色だとか、黄色とか白色というのは、後部で光らせてはならない、前部ではダメだ...、と色々規制があるらしいので、この色に決めました。最新の四輪のヘッドランプの横で青色が光っている車種があります。また前後のナンバープレートに、後付で光モノを装着して、青色を光らせている四輪もあります、要はそれらを真似たのです。これらのことからも、道交法には違反しないでしょうネ、多分。
   後記:【どうも、あの青色の光モノでは、車検は通らないようです、要注意!】
でも、どう考えてもあれら車の青色点灯は非実用的であろうと思います。ヘッドランプにしろ、ナンバープレートにしろ、青色はドレスアップのような意味合いが強いので、あの方法は却下。もう少し実用的(?)にするため、超高輝度発光ダイオード(これって一般名なんです、コケオドシみたいですが)を左右に3個づつ、上下2段の計12個配置し、左側を青色、右側を緑色として定格より少し大きな電流(Max値よりは少)で光らせます。しかもこの時に、左右の青・緑LEDを0.7秒毎に交互に光らせ、また単調に光らせるのではなく、フリッカー(70ms−ON、10ms−OFFを10回繰り返し)させて、とにかく目立つように工夫しました。
  オイオイ、そんなモノ売ってあるのかい?
否、市販されてません、自作するのです。自作といっても難しいものではなく、このくらいのモノはPICというマイコンを使えば、イトモ簡単に自作できます。但し、半田付けくらいは出来ないと作れませんヨ。部品代はPICとケースがそれぞれ350円、あとは超高輝度LEDが1個40円、これに抵抗とコンデンサがそれぞれ3本くらい、なくても良かったのですがトランジスタを2石、これでオシマイ。簡単に製作できるのです。本当は、もっと目立たせるため、LEDを増やしたかったのですが、取り付けの容易性を考え、あまり大きくしたくなかったので、この数で我慢しました。【でも、増やしておくべきでした、光量不足、反省その1】 出来上がったモノを見てやって下さいナ。まぁ、ソコソコの仕上がりでしょう。ただ、これをF650CSのヘッドランプ下のスペースに取り付けたまでは良かったのですが、点灯状態の写真をうまく撮るのが難しい。左右が交互に点灯するのは良いとして、点灯も点滅を繰り返し(フリッカ)ているので、うまく撮れません。さらに、ヘッドランプの光源が邪魔をしてしまうから、もうNG。
【本当の本当は、ヘッドランプのハイビーム側の円周に沿って、LEDを配置し、これをフリッカ点灯させたかったのだぁ、このぉ軟弱モノめー、反省その2
【良かった点】
・左右の交互点灯とフリッカは予想以上に目立ちます。
・左右の青・緑は同色なので、あまり期待していなかったのですが、結構目立ちます。
・何より、製作が簡単でした(それでも、老眼の身では半日も要した)。
後は、事故を貰わないように、道交法を遵守すること(これが超難しい)と、熱心に神様・仏様にお祈りするだけ、チャンチャン。
製作途中段階の様子定
左側LED ON状態 右側LED ON状態
6.フロントパネル表示灯のLED化

 以前、ナンバー・プレート用の照明ランプが切れていて、ユーザ車検の時に四苦八苦したことがあった。その後、このランプをLED化して超寿命化を図った。結構明るいのと、ランプ切れの心配がグッと少なくなり精神的に楽になったこと、LEDで自作した方が安い(タカァしれているけどネ)こと、に味を占め駐車灯のランプが切れた時もLED化をしてきた。で、次に切れたランプもLED化するつもりでいた。ところが次に切れたのは、フロント・パネルのHIビーム表示用の青色ランプであった。早速LED化しようと思ったのだが、フロント・パネルを外すのは、かなりメンドイし、HiかLowかはあまり関係ない使い方(視認性のため、昼間は両方をONに、夜間とトンネル内はLow側のみ)をしているので、放置プレーさせていた。で、放置プレーはコンプライアンス上もどうであろうかということで、野駆けが大変な1月の寒い時期に、LED化を図った。先ずはパネルを外さなければならないが、やはりこれはメンドイ。スクリーンを外し、その下のカバーを外し...決して手順・作業は難しくありません、手数が多いだけです。ようやくフロント・パネルの裏側までこぎつけ、クダンのランプを外します。外での作業のため、シッカリ手がかじかみました。切れているランプを家の中に持ち帰り、LED化作業開始のゴング。っと、その前に、コーヒー・ブレイク。手がかじかんでいては、細かい作業は出来申せぬ。温まったところで、まずランプの長さを測り、LED化の後の長さのリミットを推測します。この後、再利用する根元部を除きガラスを砕きます。ナンバープレートの場合は、+−を間違えて挿入することはないので、LED+抵抗で済ませましたが、今回は+−を逆に取り付けてしまうかもしれないので、安全のため白色超高輝度LED+スイッチング・ダイオード+抵抗1.6KΩという回路にしました。というのは、使用したLEDの仕様は逆耐圧が5Vと低く、プラス・マイナスを逆に接続するとLEDを壊す可能性があるためです。駐車灯も同じような理由で保護用のダイオードを付けなければならないのですが、あん時ゃぁ仕様なんか見ずに製作してしまった(恥ずかし)ワイ。定電流ダイオードも所有していたが、あまり電流を流したくなかったので、今回は抵抗で電流を7mAに制限してます。半田付けした後、得意のエポキシでそれらしい形に整え、硬くなるのを待ちます。で、出来上がったのをデジカメ写真に撮りました。本当はパネル内の全てのランプを取り替えようとしましたが、手持ちのLEDの数が無くて、今回はパスね。
フロントパネルを外す 切れたランプ
LEDと抵抗、ダイオードをガラス基部に取付 エポキシで固めた図(途中段階)
★ ホームページのトップへ