親切な助言はしっかり聞け ! (ハイサイド編)  ■
 

 ZR−7を購入してから、一年ちょっとで17500Kmも走ったんで、
そろそろ消耗品の交換でもと考え、バイク屋へ。                      .

 

 何と『ブレーキパッドはまだ半分ほど残っているし、タイヤもまだまだ
大丈夫です』とのこと。                          .

 でも60Km/H以上で走行していると、少々フロントがブレるんで、
タイヤ交換だけはすることにしました。                .

 FとRともタイヤ交換を終わってタイヤ店を出る際、若い店の人が、

『ご存知だと思いますが、新品のタイヤは滑りますので注意してください。
この店の前の国道を出たところで、大きく転倒した人が居ります。』と、
親切に注意をしてくれました。                          .

 

 すかさず、「私はスピードを出さないんで大丈夫です。」と答えながら、
この手の話はよく聞くが、そんなバカは本当に居るのかしらん、とつぶやき
ながら店の目の前の国道を左折したのです。                  .
 

 一瞬、目の前で何かが動いた気がしたんです
 

 気がつくとバイクはかなり先で転がっています。何やら悲鳴を上げてい
るようにエンジンが回ってます。後続の四輪車の多くが、遠巻きに見なが
ら通過して行きます。                                .

 あ〜ん、バカやっちゃった。ここに本当のバカが居るやないか!

 すぐさま愛車にかけ寄り、体の痛さをコラえて、バイクを起こして側道
に退避。 ( う〜ん、後続車に巻き込まれなくて良かった。)    .

 不思議なことに、左折した筈なのにバイクは右側に倒れていて、またし
てもマフラーにキズが。でも、そんなショックより、立ち直れそうに無い
衝撃が。タンクに2箇所のへこみ、メータ部分の大きな亀裂に気づくまで
そんなに時間は掛かりませんでした。                     .
 体のほうは、左親指突き指、腰の出っ張り部分の痛打、2箇所の擦過傷、
こちらも痛いです、痛みは2、3ヶ月引きませんでした。          .

 当然ながら、タンクに出来たえくぼは、半年経っても直りませんでした。
アバタもエクボとは言いますが、エクボはエクボ、悲しかったです。   .
 

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